梅ノート

今日あったこと、日々考えていることを書いた私のノート。

page3 蜘蛛の糸

バスの図

最初に図の説明

これはバスの中です。
○は人で、矢印の方向を見て座っています。
いっちゃん後ろの席のいっちゃん右に座っているのが私です。



朝、いつものようにバスに乗っていた私。何気なく私の目の前に座っている人(●の人)を見たら、そこには目を疑うような不思議な光景が繰り広げられていた。


なんと、彼女の頭部から蜘蛛の糸が1本張られている。そしてその糸には、おそらくこの糸を作りだしたであろう張本人、蜘蛛がついていた。


私は目を疑った。しかし、頭部から糸を張っている彼女は寝ていて、この非常事態に全く気が付いていない。
私は気の毒に思い、取り払ってあげるべきかと何度も思ったが、どうすることもできずに行く末を見守っていた。おそらく、私の左隣の人も、同じことを考えていたに違いない。

そして、事態は悪化した。今までは、糸の先が手すりかどこかについていて固定されていたが、ついに糸がくっついていた先から取れてしまって、通路側に向かってびょーんと長く伸びた。それでも、まだ彼女は寝ている。

やっとバスが駅に着いた。
すると着いた途端、真っ先に立ち上がって、まるでマラソンのゴールテープを切るように、糸が張っている所を通って降りた勇者がいた。その勇者は、私の左隣に座っていた人だった。
きっと、何もできなかったせめてもの償いとして、糸を切ってあげようと思ったのだろう、と私は勝手に思った。

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